建物を建てる場合、設計・施工の依頼は大きく分けて次の二つに分類されます。
1. 専業設計事務所に設計を頼む ・・・・・・・・・・・・・・・ 設計・施工の分離型
2. ハウスメーカーや建設会社に設計施工を頼む ・・・ 設計・施工の一括型
プランニングや工法にもメーカー・建設会社のそれぞれ会社としての特徴がありますので、完全に自由だとは言えません。現場においての工期短縮や施工のしやすさを第一にした、『施工本位の設計』になりがちですし、変形した敷地や勾配のある敷地において、ハウスメーカーでは対応できないことがあります。また 建築資材なども一定のメーカーに大量発注してコストダウンを図っている関係上、基本的に一定のメーカーに決められているのが実情です。弊社のような専業設計事務所は全て白紙の状態から設計を始めます。皆様の希望に合わせたオンリーワン＆親切 設計のため、制約が極めて少ない本当の意味での『自由設計』と言えます。
建物を建てる過程で一番大切な設計の仕事をサービスなんて考えられません。サービスで行えば、納得のいく建物ができるかどうか疑問です。しかし、実際のところ設計料は工事費の中に含まれていることが多いようです。
設計・施工の一括発注型の場合、現場においてはハウスメーカー・建設会社の施工を監理するのは会社内部 いわば身内の人間となり、チェックが甘くなることは事実です。我々は皆様に代わって現場の監理を行います。設計図通りに施工がなされているか、工程通りの進捗状況か など確認し、施工上の問題点などは施工者に対して注意・指導・提案します。事前に問題点を解決することで、工事の後戻りがなくスムーズに施工が行なわれます。建設中のあらゆることの相談にのれるのが専業設計事務所なのです。
皆様が 設計・施工の分離型・一括型それぞれの特徴をよく知った上で、ご自分にとって最良な方法を選択されることが必要だと思います。
